他にも自分の強みをアピール
海外留学を経験している方は就活の際にはとても大きなアピールポイントだと考えられていましたが、留学経験だけではアピールにならないことを知らない人が多いため就活で失敗する事例も少なくありません。
有意義な留学経験をしなければ全く意味がないので、少し長めの海外旅行を楽しんでいただけなのではないかと思われてしまうのです。
昔は留学を経験している人が少なかったため留学経験者というだけでも需要はあったのですが、現在では留学経験者の数が飽和状態になっているため、就活時のアピール材料としてはあまり意味がないという場合も多いです。
なぜ留学経験だけではアピールにならないのか、その理由を把握しておきましょう。
短期留学では無意味?
海外に目を向けている企業の多くは、グローバルな活躍ができる人材を求めているのは事実です。
そのため留学経験者は有利になると考えられますが、どのくらいの期間留学していたのかによって受け取り方が違うものです。
例えば1ヶ月間の短期留学を経験した方が、語学力がアップして日常生活レベルの語学力を習得できたとアピールした場合、そのくらい滞在していれば誰でも日常使う会話の語学力くらいは誰でも習得できるはずだと思われてしまいます。
むしろ、1ヶ月間も滞在していてその程度の語学力しか習得できなかったのかと思われてしまい、努力が足りない人物だという印象を植え付けてしまうのです。
正直なところ、この程度の語学力しか得ていないのであれば、日本の英会話スクールに通っても同じくらいのレベルになると考えられます。
短期留学の場合は目標としている事の全てを習得するのは困難だと思われますが、何も考えずにダラダラ過ごしていた人と、限られた期間でも何か得るものがないかと考えながら行動していた人では全く異なります。
もちろん長期留学の場合も同じで、期間に余裕があるからと思ってダラダラ過ごしていると何も得るものがないまま帰国を迎えることになります。
留学経験をプラスにする
このように留学経験者であるからという理由だけでは就活時に全く役に立たないという意味ではなく、ご本人の過ごし方次第で就活時に役立つか否かが変わって来ると考えられます。
仮に留学経験がない方でも努力を重ねていて、採用後も一生懸命頑張って会社に良い結果をもたらしてくれると期待できる人材であれば、企業側も積極的に採用してくれるのです。
留学期間が長期間でも短期間でも、何らかの刺激を得て今後の人生にプラスになる経験を得ているはずです。
その経験を就活にも活かせるように、自分は何の目的で留学していたのか、その経験をこれからどんなことに活かすのか、就職後はどんな活躍を目指しているのかなどをもう一度思い返してみましょう。