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求められる基礎学力と英語力

基礎学力

自分の持っている力を確認してみましょう

アメリカの4年制大学に進学して留学したいと希望する方は、大学から求められる基礎学力と英語力を有していなければその時点で書類審査から漏れる結果になります。
日本とアメリカの評価基準は一致していない部分もありますので、アメリカ式の基準に合わせて考える必要があります。

基礎学力の確認

アメリカでは成績の平均値であるGPAという数値を基準として考慮します。
日本で収めた最終学歴の成績を基準にしてアメリカ式の基準に当てはめて考えてみます。

日本の学校でも5段階評価の場合とABCDなどの4段階評価といったなど様々な評価方式があります。
アメリカの場合は0から4という数値を使った5段階評価になっているので、これを日本の成績にあてはめて考えてみます。

日本の5段階評価で5と評価されている場合は、アメリカ式では4に該当します。
順に日本での4・3・2・1は、アメリカ式で3・2・1・0に該当します。
日本の成績が4段階評価の場合、A・B・C・Dがアメリカ式で4・3・2・1に該当することになります。

このようにアメリカ式の数値に変換したら、総単位数をアメリカ式の数値と単位数を掛けた全ての科目の合計で割るとGPAが算出できます。
簡単な目安としては、日本の5段階方式の平均が3から3.5以上あればアメリカの4年制大学へ進学できると考えることができます。
仮に3以下であった場合は4年制大学への進学は難しいかもしれませんが、まずは2年制大学へ進学してしっかり勉強をしてから更に4年制大学への進学を目指すという選択肢もあります。
なお、現在大学生の方については現在在学している大学の成績が重視されることになります。

英語力の確認

現在どの程度の英語力があるのかを証明するためには、アメリカではTOEFL=トーフルと呼ばれている英語力を判定するテストの結果が参考にされています。
TOEFLは合否を決めるテストではなく、スコアによってどの程度の英語力を持っているのか判断できるものです。
英語力を判断するために、リーディングなどの4分野から出題され、それぞれの分野で獲得したスコアによって英語力がどの程度あるのかわかるようになっています。

参考:https://www.ets.org/jp/toefl

TOEFLは日本でも受験可能で、ペーパー試験とネットで受験可能な試験がありますが、たくさんの方が受験しているネット試験のiBTが一般的です。
目安としては2年制大学の場合は61から80で、4年制大学の場合は70から90は必要になるとされています。
日本の英検準1級に相当する英語力になるため、そう簡単に獲得できるスコアとは言えませんが、しっかり基礎的な英語から学習し直して確実な英語力を取得しておかなければ留学は不可能ということになります。