自分の長所としてアピールできる
就活時に必ず記載する履歴書やエントリーシート、面接時の受け応えなどの際に必ず回答しなければいけないのが、自分の長所についてです。
留学経験者が持つ強みを積極的にアピールすることで就活を有利にすることができます。
あなたが留学中に得たものとは一体何なのかを具体例を確認しながら考えてみましょう。
相手とのコミュニケーション
留学経験中に現地の言葉を理解できるようになり、自分でも話せるようになると、うまくコミュニケーションを図ることができたので、これからもこの経験を活かして積極的に海外の人と交流したいとアピールする人もいますが、これだけでは説明不足です。
ある意味、海外で生活していたのですから現地の人と交流するのは必然であるため、自分の強みとしてアピールするべきではありません。
大事なことは自分が考えている事を相手にしっかりと伝えることなのです。
日本人はおとなしい性格の持ち主が多いため、国際的な場ではどうしても自分の意見を押し通そうとしない人が多いです。
語学力が足りないと相手の発言を履き違えてしまうこともあるため、双方が誤解したまま意見が物別れになることも多いです。
正確に自分の考えている事を伝えて、相手に理解してもらうという力を持っていることを積極的にアピールすると良いでしょう。
忍耐強くやり抜く精神力
現在の日本人は粘り強さが少なくて精神力が弱い人が多いと言われています。
少しでも嫌な事があれば辞めてしまえば良いという安易な考えを持っているため、せっかく採用したのにすぐ辞めてしまうという人が後を絶たないのです。
良い人材を求めている企業としても、優秀な人なら積極的に採用したいと考えている一方で、些細な事で辞めてしまう人が続出するため非常に困っているという現実があります。
できるだけ忍耐力がある人材を求めている企業が多いため、留学がいかに忍耐力が必要な事なのか説明すると良いでしょう。
慣れない海外生活でホームシックにかかって道半ばで帰国するという人も多いようですが、目標にしていた留学期間を終えて確実に得るものがあったという人はそれなりに苦労をしているはずです。
困難を乗り越えて大きな物を得たという経験をアピールすると、何事に対してもやり抜く精神力を持っている人だと評価されて良い結果をもたらすと考えられます。
どんな問題が発生しても、何とかして解決する能力を持っている人も高い評価を受ける傾向があります。
海外では自分で問題解決する力が要求される部分が多いため、あらゆる問題に対して柔軟に対応できるスキルの持ち主なら良い結果が期待できると考えられます。
自分なりに創意工夫をしながら問題解決をしたエピソードを加えながら、精神面の強さをアピールすると良いでしょう。